ブロック塀の安全性
大阪で起きた地震では、ブロック塀の倒壊により、犠牲になられた方が出てしまいました。
地震自体も怖いですが、そういった、倒壊や落下物に関して知識を深めるのも大切だと思います。
今回は、ブロック塀の基準について考えてみたいと思います。
ニュースを見ていても、簡単そうに鉄筋は入っていたのかとか中途半端な議論がされていて、あまり基準について認識がないようなので整理したいと思います。
もちろんブロック塀は、所有者によって管理されるべき建造物です。
ブロックを建てるにあたっては、建築基準法や日本建築学会で高さ・厚さ・補強など細かく決められています。
素人が簡単に建てるべきでもないし、今住んでいる家のブロック塀の状態は、所有者自ら危険性のないよう維持・管理しなければなりません。
もし、災害などで自宅のブロック塀で誰かが被害を受けると、刑事告訴に発展したこともあるそうです。
参考までに、ブロック塀の建築基準を掲載します。
全国建築コンクリートブロック工業会
http://www.jcba-jp.com/daijiten/c02/index.html
これを見て、周辺のブロック塀で大丈夫かなと思うとことが多いと思います。
私も専門家ではありませんので何ともいえませんが、子供が下敷きになった塀には控え壁が無かったように思います。
もし、自宅に塀がある場合は、この機会に見直してみてはいかがでしょうか。
防犯対策
天気のすっきりしない毎日にうんざりします。
今日は、防犯対策について、少し語ろうと思います。
先日、新幹線の中で殺人事件が起きました。
それも、被害者を庇おうと止めに入った方が亡くなられたという非常に悲しい出来事でした。
皆さん、疑問に思いませんか?
今回のように犯人は凶器を持っているのに、一般市民は護身グッズすら持ってはいけないのは少し間違っていると思います。
確かに、護身グッズは少し間違えれば武器にもなるし、それが犯罪に使われるかもしれません。
しかし、何も持っていないと自分の命も、誰かを守ることもできないわけですよね。
かといって、護身グッズは持っていたら没収どころか、検挙される可能性もあるわけですし。
何かあれば110番をしてくださいとは言うけれど、あれだけ細々と聞かれるなら通報したくなくなるよね。
しかも、通報してすぐ来てくれるわけでもないし。
何が正解なのか分からなくなってきました。
この物騒な世の中、どう身を守るか、被害者を少しでも減らせるか、これからも考えていきたいと思います。
安全な住環境を確保しよう
巨大地震対策で家を新築するというのはなかなかできることではありません。
しかし、命を守るために私たち自身でできる対策もあります。
また、いくら耐震の家に住んでいても家具や家電の下敷きになったのでは意味がありません。
自宅での対策には様々なものがあります。
家の中を片づけし地震の際に避難経路が妨げられないようにする。
当然ではありますが、日頃より、片付けをすることが大切です。いくら対策をしていても、割れ物が落ちて避難の際に怪我をすることも考えられます。
家具、家電製品の固定をする。
いくつもの方法がありますが、持ち家・賃貸によっても対策が変わってくると思います。
一番確実なのは、壁の柱、桟のある部分に固定金具で固定することです。
よく、突っ張り棒で固定する方法も見かけますが、小さい地震では有効かもしれません。
しかし、巨大地震ともなると、突っ張り棒では設置している面積が狭いこともあり、天井に穴が開く可能性もあります。
ただ、しないよりも効果はあります。
家具の固定についてですが、心配なのが上段・下段と分かれたタイプのものです。
固定していても上段だけが倒れる可能性もあります。
できることなら上段と下段は金具などで一体化させたほうが安心です。
賃貸などで壁に穴を開けられない場合は、冷蔵庫や家具の上に隙間ができないよう物の詰まったダンボールや収納棚を設置する方法もあります。
家具上部に設置する収納棚は販売しているところもあります。
ガラスの飛散を防止する。
窓ガラス・家具などのガラス部分には飛散防止フィルムを貼れば安心です。
ただ、貼り方が難しく気泡だらけになると見栄えも悪いので業者さんに頼むのもいいかもしれません。
震度6以上の地震だと、窓ガラスどころか窓がサッシから外れるといったことも起きるそうです。
その時のためにも飛散防止フィルムは被害軽減のために役立つかもしれません。
食器棚の扉を固定する。
阪神淡路大震災の時からこの方法はメジャーになったと思います。
いざ、避難しようとしても、食器類が散乱し身動きが取れなくといったことが頻発しました。
今では、ホームセンターや100円ショップでも対策グッズが売られています。
ちょっとした対策ですが、地震後やってれば良かったと後悔するよりもしていたほうがいいと思います。
一つ注意事項ですが、自分もかなり防犯グッズを見てきました。
地震対策として効果のありそうなグッズは多いですが、見た目だけではなく本当に効果のあるものを選びましょう。
消防庁の防災マニュアル
http://www.fdma.go.jp/bousai_manual/pre/preparation121.html
日頃より地震、火山噴火情報に敏感になろう
巨大地震はいつ起こってもおかしくないと言われています。
熊本地震の際、前震のあと本震が来たことは記憶に新しいと思います。
2017年に南海トラフ巨大地震の「新しい情報」の運用が始まりました。
全国民に周知が行き渡っておらず、問題視されていますが、地震の予知は不可能なのではないかとの話になってきており、政府も「予知」を前提にした対策ではなく、起きたことに関して、それが地震につながる可能性があるか評価するものです。
その情報も住民や各自治体の判断に任せるといったもので私たちがどうするか考えるしかありません。
また、近年、小さい地震が多いからといって、地震情報に慣れて来ている方も多いかもしれません。
地震に慣れるのではなく、もし次に命を脅かすような地震が自分のところへ来れば、どう対応するか日頃より考えておくことが重要です。
http://www.jma.go.jp/jp/quake/
噴火と地震の関係もあるといわれており、注意が必要です。
気象庁の噴火予報・警報
http://www.jma.go.jp/jp/volcano/map_0.html
情報に敏感になることにより、防災意識を高めることにもなります。
是非、こういった情報収集をしてみてはいかがでしょうか。
懐中電灯のすすめ
こんにちは。
防災マニアです。
懐中電灯は小さなものでも携帯してほしいと思います。
近頃、携帯電話に懐中電灯機能があるため、必要性を感じない人も多いことと思う。
しかし、懐中電灯は携帯電話と別に携帯してほしいおすすめグッズです。
万が一災害に会った際、携帯電話は連絡を取るための重要な通信機器となる。その通信機器を懐中電灯として使って電池切れを起こしたのではかなりまずい。
しかも、携帯電話の光は拡散されるため近くのものは見えるが、遠くのものはほとんど見えない。
無いよりはマシだが、懐中電灯機能は補助的なものだと思っておきましょう。
まず、懐中電灯に関して、明るさの基準ですが、200ルーメン以上のものを選びましょう。
普段使いで散歩するくらいなら大丈夫ですが、台風などの災害時にあまり暗い懐中電灯では、少し遠くのものになると見えなくなります。
また、相手から見つけてもらうためにもあまり暗いものは宝の持ち腐れです。
しかし、1000ルーメン以上ともなると、消費電力も大きく、災害時に電池切れの心配も出てきます。
バランスのいいものを選びましょう。
それでは、自分が持っているもので、どんな懐中電灯がおすすめか紹介します。
・ジェントスフラッシュライト(通常の懐中電灯)
閃シリーズ
いろんな種類が定期的に発売されるが、このシリーズは携帯性に優れ、明るさも200ルーメン以上と実用性に優れています。
使用感としては明るい!眩しい!とまではいきませんが、とりあえず何かがあったときのお守りや、家の前で鍵をなくしたなどのお困りごとには充分力を発揮してくれます。かばんに入れて持ち歩くのにはぴったりです。
ジェントス MGシリーズ
閃シリーズに比べると、大きさも多くなり、携帯するよりも家に常備する懐中電灯です。
台風や夜間の見回りに、さすが小型サイズでは光量不足を感じてしまいます。
このタイプであればまず失敗はないでしょう。
避難の際にも力強い見方になってくれます。
・ジェントスヘッドライト
基本はヘルメットの上に取り付けるためのライトです。災害時には両手を使えることがかなりアドバンテージになりますので、余裕があれば常備をおすすめします。
ジェントスのこのタイプは、実際現場でも使用しているだけに重厚感と耐久性があります。
光量も多く想像以上に使い勝手がよかったです。
しかし、自分もやってみましたが、直接頭に取り付けるのは難があります。
ヘルメットへの装着をおすすめします。
また、懐中電灯は防犯対策にもなります。暗闇を歩く際もなるべく懐中電灯で明るくして変な人を少しでも寄せ付けないようにしましょう。
地震に対する基礎知識
初回ブログは地震に対する基礎知識をお話しようと思います。
地震とは何か。
知らないという人はいないと思います。
地震大国日本といわれるように、日本は大陸のプレートに太平洋プレート・フィリピン海プレートが複雑にもぐりこんでいる上に存在しています。
そこで、プレートのもぐりこみ、反動によって地震は発生します。
更に活断層型地震といったような、地中の断層がずれたりすることによる地震もあります。
「海溝型地震」とよばれるプレート地震は、ひずみ計などである程度動きが予測できるも、予知できるレベルではありません。
「活断層型地震」においては、いつどこで起きるか全く分からないレベルです。
いつ自分のいる下で起きるか分からない。
こんな日本という国で住んでいるんだという自覚を持って、普段より地震が起きた時は冷静に判断し命を守る行動ができるよう訓練・イメージしましょう。